無二のみなさま。 「謹賀新年」であります。
2013年 ・ 平成25年 ・ 巳年 です。
わたしごとで恐縮なのでありますが、わたくし今年で 63歳です。 あと2年で年金満額支給です。 そのときを どれほど待っていたことか。といったら 何かおかしく聞こえるでしょう。
勿論 40代では考えてもみませんでした。 50代もなかばをすぎ後半ともなりますと 手の届くところまできている 60の領域。 仕事の厳しさが肉体を壊しつづけ その状況が眼に見えるようになってくる。 責任は好物の精神を喰いつづけ いまや精神はやせ細り折れんばかりになってしまった。 そんな 50代後半でありましたね。
日本は長寿国家。 いまや85歳まで生きなければ いやいや 生きられるのであります。 とは言うものの 布団の友。 ベットとフレンド。 などにでもなってしまったなら これはもうその時点で おしまい。 たとへ元気で85を迎えたとしても いまから約20年のいのち。 わたしはお陰さまで 読書も大好きで ヘタながら物書きも好きで どうしょうもない趣味がたくさんあるので これからの20年人生を これらとともに 生きてやろうではないかと思っているのであります。
わたしは常々 自分の老いの人生年表をこのように思っていました。
両親の願いの腕に抱かれながら 老いが始まる 幼児期。
小さな世界が少しずつ 老いとともに広がってゆく 幼少期。
楽しくも日々確実に 老いてゆく 二十代。
血気盛んな勢いとともに 老いてゆく 三十代。
責任と苦節が 老いを早める 四十代。
充実と確固たる自信の陰で 老いてゆく 五十代。
ひとごとと思い続けてきた 老いを認めてゆく 六十代。
余命を悟りながら二十代よりも 楽しく
三十代よりも血気盛んに 充実と自信を五十代よりもさらに求め
老いは白髪の数と皺の深さではないと知る 七十代。
あとは誰かが必要として生かしてくれている 神仏の代。
そうであります。 目指すは 神仏の代 であります。 ただし 布団の友 ベットとフレンド でないようにしなければなりません。 でも こればっかりは どうにもならない。 そうならないように もしそうなったなら などと考えてもどうしょうもない。 そうだ ここが寂しくなってしまったなら いろいろな病気やらケガなどを呼び込んでしまうから 寂しくないようにしてあげましょう。 こころに拠り所を与えてあげればよいのです。 無二のみなさまも こころに拠り所を持たせてあげたらどうでしょう。
わたしは これですね。
PCフリーハンド絵画
あの道へ
わたしの家は代々 曹洞宗 であります。 わたしは曹洞宗に限らず宗派全般に興味がありますが やはり 仏教開祖 釈迦 が好きですね。
上絵の真ん中にすっくと立っている釈迦立像。 右手で「あの道へ」と指し導いている。 その道こそ 正道 八正道ではないでしょうか。 いっておきますが わたしには出来ません。釈迦立像の背景には 空 太陽 宇宙 山 海 川 家 などが描かれています。 生きとし生きるものすべてがこの空間におさまっています。 みなともに行きましょう。 あの道へ。 と お釈迦がいっておられます。
とにかく 無二のみなさま。
2013年 ・ 平成25年 ・ 巳年 です。
あけましたね おめでとうございます です。
あまり頑張りすぎもせず そうかといって 手抜きもせず 心の臓が軽く汗をかく程度の労働をさせていただき すべてに 程ほどのスケールで わが身を知りつくすことが肝要でありす。
ではまた お逢いしましょう。
悉有仏でした。