写真 to 短歌 no コラボレ~ション
ノンノン
パステル絵画 短歌集
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写 真 短 歌 作 品 集
子 供 短 歌 集
流れ星
星に願いを
書き込むと
きらめく星が
夜空をかける
孫 娘
徒然の ぶつ ぶつ ぶつ…
個性こそ生きている証し 真に燃えている生命
生命の大事を知るころは 影が折れて握る杖
杖をつく 音にも楽しさ知る人は 過ぎた昔を 今に活かす
活かすことが出来るでしょうか 他人の教えは 聞く人の素直さにあり
素直で優しい心で接し 真の気持ちで言えますように ありがとうと
ありがとうに 慣れた気持ちに降る雨は 親の教えの すすり泣き
すすり泣く あなたの背中に手を添えて ごめんのことばに さらなる愛を
愛を下さい片手でいいの
両手にいっぱいくださるよりも あとのひと手にぬくもりを
ぬくもりを 恋しく想う秋の夜に 仰ぎ見る月が この世にひとつとは
ひとつふたつと増えてゆく 数えきれぬあなたの想い 肩の骨がきしむほど つくため息の多きこと
多きことのみ夢のかず あなたの胸に寄り添いながら 夢のようだと また 夢をみて
夢をみて 覚めて知るせつなさよりも きっとくる あなたとのしあわせの予感
予感どうりわたしの愛は あなたに会えて激しく燃え 別れの五文字の悲しさも 愛といっしょに 燃えつくし
投稿 2015 01 25
一 句
欲張り
Yokubari
俳句
欲針の 針に喰いつく わが身かな
あなたにも見えますよ。
ほら! よくまわりを見てくださいな。
よく滑っているこころの舌に、欲の針、欲針がささっているでしょう。
イテッ、ッテ、ッテ!、誰だ!。わたしの針を引っ張るのは!
人は生きていくために欲が必要であるといいます。
その欲を、正しい欲、正欲というそうだ。
次の三つである。
1 食欲
2 性欲
3 睡眠欲
今更ながら言うのもおかしいが。程度を超すと、まずい事になるみたいだ。
過度の欲は、わが身を滅ぼすという。
過ぎ去って、振り返り見る景色ほど、隅の隅までよく見えるのではなかろうか。
もちろん、
わが身可愛さの、言いわけ雲を取り払えばということではあるが。
わたしのことばに
「欲こそは 背負い転びて逆さになれば 苦よ 苦と くよ くよ」
ということばがある。
まさしく、そうなのだ。
過度の欲は、後から、苦になり、くよくよ後悔するのである。
投稿 2014 02 16
一句
群 来
ku ki
短歌
群来の海 熱きおもいも 悲しけれ はしけに生える 運河の花よ
ここ数年、日本海沿岸に鰊が来ている。
新聞の一面に乳白色の群来の写真が載っていた。
わたしが4才の頃の昭和29年を境に鰊は消えた。
しょっぱい干塩数の子を、少しずつかじりながら遊んでいたのを
覚えているが、それ以外は記憶がない。
小樽西部地区に位置する私の故郷は、海水浴発祥の地といわれている。
その浜辺に、一つの碑が海を背に建っている。
力強い太字の書が、あの時代のあの時を、忘れるな!
と、問いかけているように感じられる。
碑には「鰊塚」と彫られていた。
建立したのは、元網本漁師 本間家の子孫の方々である。
碑の裏に歌が彫られていた。
鰊 鰊 鰊
我 鰊を愛し数十年
ではなかったか。
今でも、本間老人はわたしの記憶のなかで、
無精ひげをなぜながら、厚手の褞袍(どてら)を着て浜を見ている。
*
群来!群来よ!
群来る海を夢に見続けていた、老漁夫がたくさんいることであろう。
あの鰊の漁場に、積もった年数の塵を全部掃き捨て、その底から熱きおもいを
拾い続けてきた、老漁夫よ。
そんな熱意の間から、いつも見えていたはしけに咲く花。
綺麗に咲けば咲くほど、背高く群れれば群れるほど、虚しさが、運河の花を
鮮明に映し出す。
ああ、もはや、熱きおもいも、老いの夢の数に埋もれてしまうのか。
鰊。にしん。ニシンよ。
濁りかけてきたこの老人の眼に、もう一度、鰊色、群来色を見せてくれ。
その時にぞ!
運河の花に負けぬ、綺麗なお前に会おうじゃないか。
そんなおもいも、生きていれば叶うものだ。
よくぞ、この北の海に帰って来てくれた。
この群来を、幾人が夢見て消えたことか。
群来よ、にしんよ、長生きのわしが会いたいのだ。
来ているだろう。あの頃の大漁の末裔が。
わしは、今でも、
一匹、一匹の面構えを、覚えているぞ…。
*
群来を夢に見続けてきた老漁夫よ。
今こそ、その濁りかけてきた眼に焼きつけよ。
悉有仏
日本海 塩谷海岸
ここも群来色に染まったに違いない。
ボールペン画
投稿 2013 03 27
風 景 の お 裾 分 け!
投稿 2015 04 30
北海道 洞爺湖
*このペ~ジの終わりにも 「風景の御裾分け」 が載っています。
写真提供 伊達 食工房 チロル
写真 真実を写し撮ること。
写真と短歌のコラボレーションです。
風景写真は 伊達「食工房 チロル」のマスター 、通称 チロマスさんの
写真集「風景の御裾分け」より拝借しました。
素晴らしい風景写真をみて直感で短歌を詠んでいきます。
直感の出来事なので、短歌の意味は後からついてくるありさまでして・・・。
作者の持つ作品の意味するところは、チロマスさんもわたしにもあります。
が、しかし、作品の捉えかたは、見てくださるお一人お一人の感受性に、あるので
はないでしようか。
わたしの短歌を、鼻で笑って、眼で捨てても一向に構いません。
でも、写真は 「今」 の「ここ」を、切り撮った永久保存版です。
こればかりは 【真実の過去形】 なのであります。
真 実 の 過 去 形
写 真 短 歌 作 品 集
チロマス & 悉有仏
投稿 2014 03 28
教えとは こころの背骨 人を成す 母が言ってた 父がしていた
あたりまえ 特別も無い この世とて 感謝のみの 蟠岳湯神
一日は 終始の塊 事発芽 朝日とともに 時の帯び織る
餌付けず 苦界の海に 竿入れて 欲針だけで 何を釣らんや
うらおもて 添って添われて 背負い抱き 水面に映る 二人同行
あら! あなた もっとおいでよ・・・ うしろより わたしのほうが 小奇麗でしょ
わたくしと お会いしました? あっ わたし カタクリですが あなた名前は
散るために 花は咲くのか 咲くためか わたしの蕾 いつ咲き散るの
いつの間に どこから来たの こんなもの・・ 何めずらしい 冬の氷が
そのむかし 竜宮城は 陸つづき 湖水にぎやか 干し物 刺身
見てみろよ 手にとるように すぐそこだ あれがプーチン こっちが安倍だ
夜なべして 願いの袋 口を縫う 叶えかなえと 呟きながら
腰あげて 願い袋を ふところへ 立ち去る夜は 月の手を引く
綺麗かな? ? ?と 迷わずに 春一番の ミス・ユニバ~ス
駄作とて 匂いはおなじ ここ掘れと 裏でポチ吠え 猿 雉がのる
定めとて 元に戻れば いつもある 循環四季の 美の源を知る
南国の? 陽がブツブtと 小言言い 今日を連れて 湖(うみ)に隠れし
しばれさえ 絵に詩に歌に 仕上げたる 無音無言の芸術家
とかく世は 遠くにかすむ 明日があり 難儀のなかの 今日の花
何事も 未練無しには 行かぬもの 近づく春に 冬も尾を引く
この冬は 枝先までも 積もる雪 しなる小枝と 頑張る根っこ
恐ろしい 真実映す 身の鏡 嘘いつわりと 言い切る自分
振り返り 幸せだよと 何に問う 人生大河 流れ平凡
ピカプカと 根無し浮き草 風模様 杭に寄り添い 杭を悔いる
何であれ それほど長く 事成せば アクさえ綺麗 釈迦色成し
洞爺湖の 鰊群来見る この春に それはない無い ウソのうそ嘘
いつの日も 揺らすことなく 過ぎてゆく 真理の道理 真を遺し
一滴の 善の雫の 波紋こそ たおやかなるも 力強くて
明日想い 今日はここへ 置く布石 昨日の影を 踏みしめながら
このいのち 親のいのちの 御裾分け 二種混合で 多種多彩だ
まだいいさ 春に消え去る モノだから 消えるものかよ 厚い煩悩
昔はね… 話す五歳の 眼の奥に 遠い世の世の 語るがあった
巡りくる 狂いなき四季 あやつるは 陽は道筋を 時 景にぎり
ゆるやかに 流れ過ぎ行く 時の河 今と此処との 不連続の理
始まりは 日に一回の ものだけに 今日に全部 感慨深く
存在は 証しを以って それをなす 心と外にて 影と陰なり
勢いは いのちの鼓動 DNA 冬春夏秋 まずは忍耐
行ってみろ あの山かげに 明日が来る とは言うものの 今に生きねば
対岸の 明日の様子を 垣間見る 悩み横たう 老木越しに
滑らかに 塵芥無き 水面にて 映る風景 光りも内に
紺碧へ 届け地上の 懇願は 宇なり宙なり 神ふところへ
短歌一覧
41 あたりまえ 特別も無い この世とて 感謝のみの 蟠岳湯神
40 教えとは こころの背骨 人を成す 母が言ってた 父がしていた
39 うらおもて 添って添われて 背負い抱き 水面に映る 二人同行
38 餌付けず 苦界の海に 竿入れて 欲針だけで 何を釣らんや
37 一日は 終始の塊 事発芽 朝日とともに 時の帯び織る
36 散るために 花は咲くのか 咲くためか わたしの蕾 いつ咲き散るの
35 あら! あなた もっとおいでよ・・・ うしろより わたしのほうが 小奇麗でしょ
34 わたくしと お会いしました? あっ わたし カタクリですが あなた名前は
33 見てみろよ 手にとるように すぐそこだ あれがプーチン こっちが安倍だ
32 そのむかし 竜宮城は 陸つづき 湖水にぎやか 干し物 刺身
31 いつの間に どこから来たの こんなもの・・ 何めずらしい 冬の氷が
30 綺麗かな? ? ?と 迷わずに 春一番の ミス・ユニバ~ス
29 腰あげて 願い袋を ふところへ 立ち去る夜は 月の手を引く
28 夜なべして 願いの袋 口を縫う 叶えかなえと 呟きながら
27 南国の? 陽がブツブtと 小言言い 今日を連れて 湖(うみ)に隠れし
26 定めとて 元に戻れば いつもある 循環四季の 美の源を知る
25 駄作とて 匂いはおなじ ここ掘れと 裏でポチ吠え 猿 雉がのる
24 何事も 未練無しには 行かぬもの 近づく春に 冬も尾を引く
23 とかく世は 遠くにかすむ 明日があり 難儀のなかの 今日の花
22 しばれさえ 絵に詩に歌に 仕上げたる 無音無言の芸術家
21 振り返り 幸せだよと 何に問う 人生大河 流れ平凡
20 恐ろしい 真実映す 身の鏡 嘘いつわりと 言い切る自分
19 この冬は 枝先までも 積もる雪 しなる小枝と 頑張る根っこ
18 洞爺湖の 鰊群来見る この春に それはない無い ウソのうそ嘘
17 何であれ それほど長く 事成せば アクさえ綺麗 釈迦色成し
16 ピカプカと 根無し浮き草 風模様 杭に寄り添い 杭を悔いる
15 明日想い 今日はここへ 置く布石 昨日の影を 踏みしめながら
14 一滴の 善の雫の 波紋こそ たおやかなるも 力強くて
13 いつの日も 揺らすことなく 過ぎてゆく 真理の道理 真を遺し
12 昔はね… 話す五歳の 眼の奥に 遠い世の世の 語るがあった
11 まだいいさ 春に消え去る モノだから 消えるものかよ 厚い煩悩
10 このいのち 親のいのちの 御裾分け 二種混合で 多種多彩だ
9 始まりは 日に一回の ものだけに 今日に全部 感慨深く
8 ゆるやかに 流れ過ぎ行く 時の河 今と此処との 不連続の理
7 巡りくる 狂いなき四季 あやつるは 陽は道筋を 時 景にぎり
6 行ってみろ あの山かげに 明日が来る とは言うものの 今に生きねば
5 勢いは いのちの鼓動 DNA 冬春夏秋 まずは忍耐
4 存在は 証しを以って それをなす 心と外にて 影と陰なり
3 紺碧へ 届け地上の 懇願は 宇なり宙なり 神ふところへ
2 滑らかに 塵芥無き 水面にて 映る風景 光りも内に
1 対岸の 明日の様子を 垣間見る 悩み横たう 老木越しに
投稿 2015 04 30
北海道 洞爺湖
写真提供 伊達 食工房 チロル